◆札幌編◆賃貸物件で損をしないために知っておきたい7つのルールと注意点!
2023/09/29
不動産お役立ち情報
賃貸物件で損をしないために知っておきたい7つのルールと注意点!
雪国である北海道・札幌には、お部屋を借りる際に独自のローカルルールがあります。
例えば、冬季に1年未満で退去した場合、家賃3ヶ月分の違約金を支払わなければならないことも!
住みたい物件の具体的な条件を調べ、札幌での滞在に適しているかどうかを確認することが大切です。
1.短期間で退去すると違約金が発生する!
札幌では、一定期間内の解約には違約金が発生し、多くの賃貸物件では最初の2年以内に解約すると違約金が発生するようになっています。賃貸期間が1年未満の場合、違約金は家賃の2ヶ月分というケースもあるようです。
2年目以降は、もちろん違約金を支払う義務はなくなります。
ただ、札幌では更新料が無料、もしくは数万円程度で済むケースが多いようです。
入居後、短期間で退去予定の方は要注意です。
2.冬に退去すると違約金が発生する!
冬期に賃貸を解約する場合、冬期解約条項が適用され、敷金が返還されないか、1ヶ月分の家賃を支払わなければならなくなります。この条項は、冬の間に賃貸契約を解除する場合、違約金を支払わなければならないことを意味します。
物件によっては、11月から1月末(または2月末)の間に退去する場合、以下のようになります。
解約違約金として1ヶ月分(または半月分)の家賃を支払わなければなりません。
これは、雪国であるため、冬は新しい借主を見つけるのが困難であるためです。
地域で定着しているローカルルールです。
3.FFの清掃料金が発生する!
FFとは、FF式暖房機のことです。送風機で外気を取り込み、ファンで外気を移動させるものです。
札幌では、冬になると暖房が欠かせないのです。
寒冷地仕様なので、本州とは家のつくりも暖房の仕組みも違います。
灯油やガスのストーブを壁面に設置し、清掃代は入居者が負担するケースが多い。
物件にもよるが、15,000〜25,000円程度が相場だ。
ちなみに、北ガスではファンヒーターの販売や設置は行っていない。
理由は、北海道の家は気密性が高い構造になっているので、ガスファンヒーターの使用は推奨されないとのことでした。
4.水廻り消毒料がかかる場合がある!
契約時の見積もりで、FF清掃料金と一緒に記載されていることが多いです。
浴室、洗濯機の排水口、キッチンなど、水回りの清掃に料金が発生することがあります。
費用の目安は15,000円~25,000円程度。
これは、FF清掃料金とほぼ同じです。こちらも物件によって異なります。
5.半期分の家賃の特約
多くの物件では、契約最終月の家賃が月額家賃の半額に設定されています。
退去日が15日以前の場合は最後の半月分、15日以降の場合は1ヶ月分の家賃の支払いとなります。
6.更新料が無料!?または低額。
札幌では更新料がかからないケースがほとんどです。
もしくは1万円程度なので、長く住む人にはお得です。
7.多くの物件で、礼金不要
札幌の賃貸物件の多くは、礼金が不要です。
礼金は返金されませんが、敷金は退去時に修繕費を差し引いた金額が返金されます。
礼金が不要なのは嬉しいですね。
礼金不要の物件が多いのは、新規入居者獲得のためのサービスが、地元に浸透して受け入れられたからでしょう。
札幌の物件は高い?安い?
札幌の賃貸物件は安いと言われています! でも、それは物件によります。
断熱材やエアコンなどの設備が充実している新しい物件は人気があります。
札幌の地価の上昇や物件価格自体の上昇により、賃貸物件の価格も全体的に上がってきているようです。
札幌は転勤が多い地域なので、3月から4月にかけての引っ越しシーズンには多くの物件が動きます。
人気のある物件は早めに決まるため、春に物件を探すとなると値下げ交渉なども簡単ではないケースが多いようです。
逆に冬は物件数が減りますが、その分、家賃が安い物件や値下げ交渉がしやすい!というメリットがあります。
ただし、雪の季節の引越しは業者が限られることもあり、費用がかさむこともあります。
退去時のトラブルに巻き込まれないよう、契約時には重要事項をしっかり記載しておきましょう。
「良い物件」というのは、家族構成や仕事の内容、理想のライフスタイルによって人それぞれ違います。
皆様が快適な生活を送れることを祈っております。