他人事じゃない!車の盗難を防ぐには?対策はナンバーから!?愛車を盗まれないための対策とは!
2023/08/18
不動産お役立ち情報
盗難防止に「ナンバープレート」の管理は有効か?
現在、販売されている新車の多くには、盗難防止装置やセキュリティアラームが標準装備されています。
これにより、年々減少しているとはいえ、警察庁が発表した数字によると、年間5,182件、1日平均14件以上もの自動車盗難が発生しているという。
愛車が盗まれるのは悲しいだけでなく、強盗事件などに利用されるケースもあるため、十分な対策を講じることが大切です。
まず、数十秒といった短い時間車を離れる場合でも、油断せずに窓を閉め、施錠することが大切です。
また、車本体とキーで照合をおこなってエンジンがかかるイモビライザーや、警報アラーム、GPS、ハンドルロックやタイヤロックなど物理的に盗難を不可能にするアイテムを取り付けることも推奨されています。
車を保管する際は、車種が特定できないようにカバーをかける、夜間でも照明があり所有者以外が出入りしにくい駐車場を選ぶなどの対策が有効です。
自分の車が盗難に遭ってしまったら
車の盗難を捜査したことがある警察官は次のように言う・・・
「まずは盗難にいち早く気づき、すぐに通報することです。道路にはナンバープレートを自動で読み取るNシステムがたくさんあるので、手配車が通ると、その情報が周辺のパトカーに伝わります。盗難の発見が早ければ、盗まれた場所からそう遠くないかもしれない。その意味で、最寄りのNシステムが盗難を検知できれば、犯人追跡の手がかりになる。」
「しかし一方で、Nシステムにも限界があります。Nシステムは交通量の多い幹線道路に設置されるため、道路が市街地から比較的離れている場合、Nシステムの設置間隔が広くなっていることがある。そのため、時間がたってしまうと離れた場所に移動してしまうこともある。 また、盗難する時にナンバープレートが変更されるケースも多く、そのような場合は車両の追跡が困難になります。」
Nシステムの機能はナンバープレートを読み取ることなので、他の車から盗んできたナンバープレートが付けられていれば、『そのナンバーが盗難されている』と届け出なければ追跡できない。
そのため、ナンバープレートの盗難や細工を防ぐには、ナンバープレート自体を専用の工具がないと外せないボルトで固定することが有効で、車自体の盗難防止や早期発見につながる。
Nシステムで捕まらない場合は、通報、被害届を提出することで情報提供するのが最終手段となるようだ。
このように、警察はNシステムをもとに車を追跡するため、ナンバープレート自体に対策をしていれば盗難に遭った場合に犯人を見つける手がかりになる。
近年、海外での価格が高騰している日本のスポーツカーの盗難が増えている。
今回のようなナンバープレート対策は有効だが、物理的に車が出られないようにしたり、車種を特定されないような保管方法を考えるなど、窃盗犯が嫌がる対策を講じることが大切だ。