隣人ペットの迷惑事情を調査!
2023/09/15
不動産お役立ち情報
隣人がペットを飼っている17~90歳の男女666人を対象に、隣人のペットに迷惑を感じるか、またその迷惑の内容は何かという調査をした。その結果、回答者の74.0%が近所のペットで「迷惑している」と答えた。
犬は鳴き声などの騒音に!猫は放し飼いによる敷地への侵入に迷惑!
迷惑の内容を尋ねたところ、隣人が犬を飼っている人の40%以上が、「夜中の鳴き声がうるさい」「早朝の鳴き声がうるさい」など、犬の鳴き声による騒音と回答した。
「近所の犬が少しえるが、不快に感じるほどではない。早朝に飼い主が犬を叱る声の方がうるさい」というような犬の鳴き声より飼い主の声の方がうるさいと思う意見もあった。
隣人が猫を飼っている人では、「敷地内やベランダに排泄や尿をする」「庭やベランダなど敷地内に侵入する」が約5割を占め、放し飼いに迷惑している人が多いようだ。
「隣の猫が庭に入ってきて、植木を荒らされたことがある」など、家庭菜園や植木が猫によって傷つけられたという人も多い。
鳥など他のペットについては 「住宅街でニワトリを飼っていて、朝早く起こされる」と鳴き声に迷惑している人が多く、他には「ベランダで亀を飼っていて、ガタガタと音がうるさい」と鳴き声以外の騒音に迷惑を感じているという意見もありました。
また、「隣のハトのフンに悩んでいる」など、鳥の糞害に迷惑を感じている人もいました。
近隣への癒しやコミュニケーションのきっかけにも!
隣人のペットに迷惑を感じていない人からは、「お隣のペットにいつも癒されています」というポジティブなものや、「話ができて良かった」「ペットの脱走で大騒ぎになることもあるが、みんなでなんとか対処できるので、ある意味、地域が一体となって良いかも」など、ペットがコミュニケーションのきっかけになっているという意見も聞かれました。
「隣人が猫を飼っているが、迷惑をかけるかもしれないと事前に報告があったので、自分の庭に猫がいても気になったことはない」という意見もあり、事前に配慮したことで、ご近所と良好な関係を築いた人もいるようだ。
動物の習性を理解し、ご近所への配慮を!
隣人がペットを飼っていることで癒されている人がいたり、ご近所さん同士のコミュニケーションのきっかけになったりする人もいるが、「あなたが好きな動物が嫌い・苦手だと思っている人もいることを理解してほしい」との意見もありました。
今回の調査では、ペットの種類によって迷惑だと感じられる内容に明確な違いがあることがわかりました。
ペットを飼う際には、その動物の習性などをきちんと理解し、適切な飼い方やしつけ等をして、近隣に迷惑をかけないよう気を配ることが大切だ。